【労働/生存】夏の彼是①「フリーター労組の生存ハンドブック」

久し振りの更新です。休みなく過ごした今年の夏が終わりつつあります。振り返りになりましたが、いくつかの出来事を記事にします。

まず一つが7月に出版されたフリーター全般労組有志による本です。「フリーター労組の生存ハンドブック」(大月書店)。副題に「死ぬな、読め!」とあります。私は3章の19項と20項に寄稿しています。オーソドックスな労働組合の団体交渉と争議についてです。現在、全国の書店に置かれています。新宿紀伊国屋3Fでは、レジの前のコーナーで特集されています。映像や写真も展示されていますのでぜひご覧ください。

この本の帯には「クビ切り・生活保護からサウンドデモまで」とあります。一見するとなんのこっちゃ、と思いますが(笑)、結構重要ではないでしょうか。私はフリーター全般労組をはじめとするプレカリアート運動の戦略について、労働組合の活動と同時に、「自由と生存の家」のような対案型・協同組合型の住宅・就労創出する活動、もう一方で「麻生邸拝見ツアー」や排外主義と闘う政治色が強い活動とを併存させてゆくことが大切だと考えています。この点がよく盛り込まれている本になったと思います。