【労働/生存】震災ユニオン結成!

4/11「震災ユニオン」結成大会
左から鈴木(震災ユニオン執行委員)、鴨桃代全国ユニオン会長(震災ユニオン副執行委員長)、木下康春震災ユニオン執行委員長、関根秀一郎派遣ユニオン書記長(震災ユニオン書記長)

3月11日に発生した東日本大震災福島原発事故は未曽有の被害をもたらし、いまなお収束の目処が立ちません。こうした中、震災や原発事故による生産物流拠点閉鎖や計画停電を理由とした無給休業・派遣切り・解雇が続出しはじめています。
全国ユニオンは、こうした事態を受けて、3月26日に緊急の「雇用を守るホットライン」を開催しました。その結果、293件の相談が殺到しました。これは「派遣村」のきっかけとなった2008年のリーマンショックを受けた「派遣切りホットライン」での相談件数を上回るものです。相談地域も被災地にとどまらず、首都圏・関西・中四国・九州に及んでいます。
深刻な事態を受け、全国ユニオンは4月1日に緊急で厚生労働省交渉を行いました。休業手当や雇用保険特例措置から漏れる労働者を生み出さないことなどを要求しました。
 そして4月11日、多くの報道陣が訪れる中、「震災ユニオン」結成大会が開かれました。委員長には群馬で派遣切りにあった当事者である木下康春さんが選出されました。
 今後、4月30日と5月1日には「雇用を守る震災ホットライン第2弾」を開催します。5月には厚生労働省との交渉や集会も予定しています。そして便乗解雇、派遣切り、無給休業に直面する労働者について、正規・非正規を問わず雇用と生活を守る闘いを展開します。また、失業した労働者の救済や公的雇用創出を国や自治体に働きかけてゆきます。


4月1日の厚生労働省との折衝