2・23トークイベントと2・28「追い出し部屋」記者会見

昨年末に報道されて以来、企業における「追い出し部屋」の存在がクローズアップされています。厚生労働省が調査に乗り出しましたが、存在を確認するには至っていないとされています。

しかし実際に、単純な「追い出し部屋」だけではなく、「PIP」「キャリアコンサルタント会社」「産業医」など様々な手法でもって、巧妙に職場から「追い出されている」人々が私たちのもとに相談に駆け込んでいます。この点を明らかにするため、トークイベントと記者会見を行います。


①2・23『正社員の雇用が危ない!
      新手のリストラ「追い出し部屋」の実態』

鈴木剛東京管理職ユニオン)×萱野稔人(哲学者・津田塾大学

■日時:2013年2月23日(土)19:30 〜

いま新たな手法で正社員のリストラが再燃しています。
従来の整理解雇や退職勧奨とは違い、業務命令として、
または「あなたのためだから」とPIP(業績改善計画)を受けさせたり、新聞報道で話題になっている「新規事業部」のような、
いわゆる「追い出し部屋」で過大なノルマ(あるいは過小な仕事)を強いて、形式的には退職勧奨すらせずに「自発的」な退職に追い込むやり方です。
こうした雇用環境の悪化が個人の生活破壊だけでなく、
日本経済の悪化をも招くと警鐘をならすお二人が、実態と打開策を語り合います。

■イベントに関するお問い合わせご予約は下記へお願いいたします。
 ジュンク堂書店池袋本店
 TEL 03-5956-6111
 東京都豊島区南池袋2-15-5
 http://www.junkudo.co.jp/tenpo/evtalk.html#20130223_talk


②2・28「追い出し部屋」記者会見のお知らせ

■主旨:「追い出し部屋」「PIP」「キャリアコンサルタント会社」「産業医」を用いた新手の退職勧奨・退職強要の実態を当事者の声で告発します

昨年、大手電器メーカーを中心として大規模なリストラが実施されました。その過程で、退職勧奨を拒む労働者に対して、「追い出し部屋」と呼ばれる部署での退職強要が横行し始めました。先月、厚生労働省も大手5社に対して「追い出し部屋」についての聞き取り調査を行うに至りました。この調査では「違法行為があったとはみていない」という結果でしたが、当ユニオンでは、物理的な「追い出し部屋」だけではなく、「PIP(業績改善計画)」による“追い込み”、「キャリアデザイン会社」を活用しての“追い出し”、「産業医」と連携しての“追い出し”など様々な手法で事実上の退職強要を行っている相談が相次いでいます。
このような状況の改善をめざすために、実際にこうした被害にあった労働者に参加していただき、実態の告発をしたいと思います。

■日時:2013年2月28日(木)午後2時より

■場所:厚生労働記者会(千代田区霞が関1-2-2中央合同庁舎
            第5号館9F)

■連絡先:渋谷区代々木4-29-4西新宿ミノシマビル2F
     ユニオン運動センター内 東京管理職ユニオン
     tel/03-5371-5170 fax/03-5371-5172 
     http://www.mu-tokyo.ne.jp
     鈴木剛 suzuki@mu-tokyo.ne.jp